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2013年04月 アーカイブ

2013年04月04日

ウォークマンアプリのClearAudio+は中々よい

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Xperia Z(エスクスペリアZ)SO-02Eを使い始めてから、従来より音楽再生に使用しているPowerampと標準でインストールされているウォークマンアプリを併用していましたが、、最近ではウォークマンアプリがメインになっています。

確かに、Powerampのイコライザーは高機能だし、設定でウォークマンアプリのClearAudio+に近い音にすることもできますが、ClearAudio+をオンにした時の分離がよく見通しのよい音質は、単純にイコライザーの設定だけではないと感じるのがその理由です。

前回書いたように、中高音に若干気になる部分はありますが、これも音質を損ねるというたぐいのものではなく、例えば車を買い替えると、カーオーディオの音に違和感を感じることがあるものの、しばらく乗っていると気にならなくなるのと似た慣れの問題程度のことです。

ClearAudio+をオンにすると、イコライザーを含む以下のオプションは設定できなくなります。

・サラウンド
・クリアステレオ
・Clear Phase
・XLOUD
・ダイナミックノーマライザー

それぞれに興味深いエフェクトなのですが、「ダイナミックノーマライザー」は是非ひ使用したいエフェクトです。
これは曲同士の音量レベルを揃えるというもので、方法は違いますがPowerampの「制限」つまりリミッターも目的は同じで、動作からは一定以上のレベルの音源は再生レベルを下げるように働いていると感じます。

最初からデジタル録音の曲とアナログ録音をデジタル・リマスターした曲のレベル差が大きい場合もありますが、ClearAudio+をオンにして曲を聞いた感じでは、その差が小さくなっているように感じますので、ClearAudio+がオンの状態では、ダイナミックノーマライザー」もオンになっているのではないかと想像します。

Xperia Z(エスクスペリアZ)SO-02Eのウォークマンアプリは音質面ではかなり気に入っていますが、細かい点ではPowerampに及ばないところもあります。
例えば、単純に曲の再生を一時停止した場合やスキップした場合、Powerampでは、フェイドアウトさせたりクロスフェイドさせたりを選択出来ますが、ウォークマンアプリでは単純に曲が止まる、ブチッと次の曲につながるだけです。
単純なことで大したことではないのすが、一度「フェイドアウトして一時停止」に慣れると、なんとなく不快感があります。
まあ、これもそのうち慣れるのでしょうか……

ところで、機種変更に合わせたわけではありませんが、Bluetooth(ブルートゥース)対応で私にとっては初のノイズキャンセリングヘッドセット/ヘッドフォンとなるSENNHEISER(ゼンハイザー)のオンイヤータイプMM-450をヤフオクで入手しました。
ここのところ訳あって、ローカル線の各駅停車、新快速、新幹線で複数回使用する機会がありましたので、使用感などを順次ご紹介してみたいと思います。

2013年04月18日

ウォークマンアプリのClearAudio+をオーディオセットで聞いてみる

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前回の記事では、Xperia Z(エスクスペリアZ)SO-02にインストールされているウォークマンアプリの機能、ClearAudio+がヘッドホン・イヤホンで聞くと中々よい音だと書きました。
ただし、中高音の一部に独特のクセがあるということも紹介しました。

それでは、オーディオセットに接続して聞くとどのような音になっているのか興味があり、試してみました。
接続を試したのは私が日常使っているオーディオで、プリメインアンプがナカミチ(NAKAMICHI)のIA-4S 。スピーカーケーブルがカナレのS4S、スピーカーがダイヤトーンのDS251MK2というものです。

実査に音を出してみると、はっきり言って聞いてられません。
ヘッドホン・イヤホンで聞いた時にはクセ程度だった中高域がかなり強調されていて、まるで盤質の悪いアナログ盤のように、サ行がキツく耳障りです。
この辺りのアナログ盤との比較が分かる方はだんだん少なくなっているかもしれないのですが、他に適切な例を思い当たりません。

Powerampのイコライザー設定の例として紹介したセッティングでも試してみると、こちらは若干高音が強調された感じには聞こえますが、聞いていられる範囲の音質です。

ちなみに、ネットで「ClearAudio+の音はイコライザーで9割は再現できる」という記事を見かけたのですが、確かにそうかもと思いました。
ただ、再現できない10%というのが音の透明感であったり、広がりであったり、それなりに重要な部分ではあると思います。

こうしてみると、非常に良くできているClearAudio+ですが、あくまでXperia Z(エスクスペリアZ)SO-02をヘッドホン・イヤホンと組み合わせて使用した場合、ということですね。

ゼンハイザー(SENNHEISER)のノイズキャンセリング・BluetoothヘッドセットMM-450

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以前の記事でもちょっと書きましたが、ゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELで、ノイズキャンセリング(ゼンハイザー(SENNHEISER)ではノイズガード)デビューしています。
じっくりと、ある程度時間をかけていろいろなシーンで使用しておりますので、使用感を中心に紹介してみたいと思います。
まずはゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450の概要を紹介します。

ゼンハイザー(SENNHEISER)のノイズキャンセリング・BluetoothヘッドセットMM-450

型番がMM-450 TRAVELというくらいなので、ユニット部分を回転させ、銀色のヒンジ部分で折り曲げてr小さく折りたたむことができ、収納用のポーチも付属しています。
折りたたむとこんな感じです。

ゼンハイザー(SENNHEISER)のノイズキャンセリング・BluetoothヘッドセットMM-450は折りたたんでポーチに収納できる

タイプ的にはオンイヤーということになるのでしょうが、パッドに厚みがあり、ふわふわの柔らかさと、ちょっと強めのヘッドバンドのテンションのお陰で、しっかりと耳を覆うことができます。
実際、これだけでも十分な遮音性があり、話し声なども小さくなります。

さらに、ノイズガードというノイズキャンセリング機能をオンにすることで、外部の騒音をカットすることができます。
ネット上のレビューでは全然効果がないとか、効果は低い、という評価をされている方もいらっしゃいますが、私が使用した感じではとても絶妙な効果を発揮します。

私はゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELをウォーキングの時に使用するのですが、ノイズガードがオンになっているときはすべての自動車がハイブリッドカーなのかと感じる、そういう音質になります。
具体的には、低音部分と高温部分をカットする感じです。
なので、例えばすぐ脇を大型のトラックやバスが通りすぎても「サーッ」とか「ザーッ」という風をきるようなノイズがするだけです。
詳細にはもっと複雑で近づく時と遠ざかる時の耳からの角度によってノイズの傾向が変わり、若干低音成分が混入することもあります。

面白いことに、ゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELでノイズガードがオンの時は、バスも大型トラックもRV車もセダンも軽自動車もハイブリッドカーも総て同程度の風切り音のような音がするのです。
もちろん、バスや大型トラックのほうが若干音は大きいのですが、効果も一番実感できるのがこのクラスの自動車です。

絶妙な効果というのはこのあたりのことで、要は音楽の聴取にじゃまになる重低音域のノイズを重点的にカットする仕組みのようなのです。
高音域部分のノイズもカットされるので、残るのが風切り音のような中音域部分ということでしょう。
どこが絶妙かというと、バスや電車、新幹線に乗った時にアナウンスに影響しない、つまり、乗り物に乗っていて必要なアナウンスの音域はカットしない、というのが絶妙だと思うのです。
乗り物自体のノイズは抑えますから、かえってアナウンスは聴きやすくなるように感じます。

ゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELの音質に関しては、特にクセもなく高音質ではないかもしれませんが聞き疲れのない柔らかい音質だと思います。
ノイズガードをオンにすると、高音部分、低音部分がカットされかなり印象の違う音になりますが、決して音質が劣化しているというのではなく、元々ヘッドホンやイヤホンに高音質と大音量を求めない私にとっては傾向の違う音になる程度の変化です。

実際に自宅を出てから目的地まで5時間くらい聴き続けていましたが、バッテリーは十分持ちましたので、マニュアルに書いてあるBluetooth(ブルートゥース)とノイズキャンセリング機能を併用した場合のバッテリー使用可能時間6時間というのは十分満たしていると思います。
下の写真がバッテリーですが、この大きさですから6時間というのはなかなか健闘しているのでは無いかと思います。

ゼンハイザー(SENNHEISER)のノイズキャンセリング・BluetoothヘッドセットMM-450は折りたたんでポーチに収納できる

ゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELはBluetooth(ブルートゥース)に対応したヘッドホン・イヤホンですが、ケーブル接続にも対応しています。
下のノイズガードのオン・オフ切り替えボタンの隣に見えているのがケーブル用のジャックでケーブルも付属していますから、長時間移動する時は携帯しておくことで、当然ノイズガードは利用できませんが、バッテリー切れで音楽が聞けない、ということはなくなります。

ゼンハイザー(SENNHEISER)のノイズキャンセリング・BluetoothヘッドセットMM-450はケーブル接続にも対応

ゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELはハンズフリー通話にも対応しており、着信音が聞こえたら写真に写っている右側のハウジングの中央部を軽く押すことで通話が可能になります。
この部分は面積的に大きく取られているので、誤操作することなく使用できます
ちなみに、この部分を長押しすることで電源のオン・オフのスイッチとして機能します。。

その電源のオン・オフですが、オンにした時殆どの場合「パチッ」というノイズが入るのが難点です。
耳元でのこのノイズは耳にダメージが……というほどではありませんが決して気持ちのいいものではありません。
スイッチを入れてから装着すればいいのですが、装着してからというのが自然な流れだと思うので、残念な一点です。

ということで、今回はゼンハイザー(SENNHEISER)MM-450 TRAVELの概略を紹介しました。
次回からは、いろんなシーンでの使用感を紹介してみたいと思います。

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